カーニバルからデビューまで
思い出シリーズ第三弾。
今日はDQ4コマカーニバルで1位を受賞してからプロデビューするまでのお話を。
カーニバルの原稿を描いていたのは真夏ですが、プロデビュー最初の作品を描いたのは真冬でした。
「4コマキング受賞=DQ4コマデビュー」と期待していたのでちょっぴりがっかり。
意外かもしれませんが、1位受賞のお知らせをいただき、受賞のコメントの言葉を書いて、賞金が振込まれて半年、編集部から音沙汰なしだったんです…。
何の連絡もないので、仕方なく普通にネタ出しして投稿し、番外編に載ったりしてました。
その間、同時にカーニバルに出ていた作家さんはすでにプロデビュー済みだったり、オリジナル描き下ろしが掲載されたりしていたので、焦りました。
もともとそうそうたるメンバーの中で、「出れるだけラッキー」くらいの気持ちでいたもので、1位というのは編集部にとっても誤算だったのではないかと思っていました。実際そうかもしれませんけど(笑)
実力もないのに4コマキングになってしまって、デビューさせるわけにもいかんしでもさせないと今後の投稿者ががっかりしてしまうしコイツの扱いどうするかーと頭を悩ませ、とりあえずほっといてみている編集さんの姿を何度想像したか!
焦ってもどうにもできないので普通に高校生活を送っていました。
そんな折り、突然編集部から電話。
ファイアーエムブレムの4コマに空きが出てしまったので、急きょ参加してもらえないかとのこと。
それはもう年末でして…締め切りは年明け早々とのこと。
電話をもらったその日は興奮して一睡もできずでした。
ちなみにFEのゲームはやったことがありませんでした。
しかしここで断るわけにはいかないので(そしたら一生仕事がないかも!)意地でやりました。
ゲームはとりあえず、近所のおにいちゃんから借りる。本屋を回って攻略本を探す。
普通に描いていては間に合わないので隣のクラスの子にまで頼んで手伝ってもらいました。
手伝いに来てくれた子は風邪なのに無理して来てくれて、うちで倒れて一日遅れたり…。ハラハラしどおしでした。
プロとしてのネタ出しも作画もしたこともなかったのでそりゃひどいもんでしたが、よく載せてもらえたものです…。
急ぎの仕事だからしょーがなかったのかな??
そんなこともあり、そのとき出会ったFEは今でも大好きなゲームで、全てのシリーズを欠かさずプレイしています。
最初に借りたソフトの中にあった「外伝」がなぜか一番お気に入り!
ファミコンソフトなのでもう本体がなくてプレイできないのですが…ソフトは大事に二本持っていたりして。
さてその次の仕事ですが、記憶が確かなら「ワンダープロジェクトJ」の4コマでした。
DQ4コマはまだちょっと先ですね。やれやれ。
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